このページでは「家計管理の始め方」をわかりやすく、丁寧に初心者の方でも全く問題ないように解説します。
私は元々給料をもらうとパチンコや夜の街で飲み歩いたりして給料日の直前にはお金が無くなり、会社の同期からお金を借りるような生活をしていました。
ですが当時付き合っていた彼女と結婚を考えるようになり、このままではダメだと思い2017年に家計簿アプリ「マネーフォワードme」で家計管理を始め2024年6月には資産1400万円の資産を気づくことができました。
その間では結婚、妻の闘病、2人の子どもの誕生など家庭に様々な変化もありましたが継続して一般企業に勤務する私(夫)が家計管理を行ってきました。
この記事ではそんな実績を残した私が家計管理の始め方を解説していきます。
- 家計簿はアプリ、紙、エクセル?どれがいいの
- 毎月の支出が把握できていない
- どうやって支出の見直しをしていけばいいの?
- どうやって資産を増やしていけばいいの?
そんな疑問を「全て」解決していきます。
【STEP1】 家計管理をする手法を選ぼう
「家計管理をしよう!」
そう思ってもいろんな方法がありますよね?
- 本屋さんで売っている本や自作ノート
- エクセル、スプレットシート
- 家計簿アプリ
私は断然家計簿アプリがオススメですが、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
ノートのメリット・デメリット
家計管理をノートで行うことには、以下のようなメリットとデメリットがあります。
ノートのメリット
- 視覚的に把握しやすい:
- 手書きのノートは視覚的にわかりやすく、全体像を簡単に把握できます。
- カスタマイズ自由:
- 自分の好きな形式や方法で記録でき、必要に応じて変更も簡単にできます。
- デジタル依存からの解放:
- スマホやパソコンを使わずに済むため、デジタルデバイスから解放されます。
- 物理的な記録:
- ノートが物理的な形で残るため、見返しやすく、過去の記録を振り返るのが簡単です。
ノートのデメリット
- 手間がかかる
- 手書きは時間がかかり、毎日の記録や計算が面倒になることがあります。
- エラーの修正が難しい
- 手書きの間違いを修正するのが難しく、何度も書き直す必要がある場合があります。
- 分析が難しい
- 手書きではデータの集計や分析が手間であり、デジタルツールのように自動化できません。
- 紛失のリスク
- ノート自体を紛失したり、物理的に破損したりするリスクがあります。
- スペースの問題
- 長期間の記録を保存するためには物理的なスペースが必要です。
結論
家計管理をノートで行うことは、手間や修正の難しさなどのデメリットもありますが、視覚的な把握や集中力の向上などのメリットも大きいです。自分のライフスタイルや家計管理の目的に合わせて、最適な方法を選ぶことが重要です。
エクセル・スプレットシートのメリット・デメリット
エクセル・スプレットシートのメリット
- カスタマイズ性
- 自分のニーズに合わせて、自由にシートや表を作成できる。例えば、カテゴリごとに費用を分けたり、グラフを作成して視覚的に把握することができる。
- コスト
- Excelは一度購入すれば追加費用がかからず、またGoogleスプレッドシートなど無料で利用できる代替ツールもある。
- データの管理と保存
- 自分のデバイスにデータを保存でき、バックアップも取りやすい。クラウドサービスを利用すれば、どこからでもアクセス可能。
- 分析機能
- 数式や関数を使って、収入・支出の分析が簡単にできる。ピボットテーブルや条件付き書式などを使って、データを多角的に分析できる。
- プライバシー
- 個人情報を外部のアプリやサービスに預ける必要がなく、プライバシーを守れる。
エクセル・スプレットシートのデメリット
- 学習コスト
- Excelの使い方を覚える必要がある。特に関数やグラフの作成には一定のスキルが求められる。
- 手動入力の手間
- 毎月の収入や支出を手動で入力する必要があり、手間がかかる。また、入力ミスが起こる可能性もある。
- 自動化の限界
- 銀行やクレジットカードの明細を自動で取り込む機能がないため、データのインポートや連携が難しい。
- バージョン管理
- ファイルが複数になると、どのファイルが最新か分からなくなることがある。クラウドサービスを使っても、同期ミスが起こる場合がある。
- データの紛失リスク
- デバイスの故障や紛失により、データが失われるリスクがある。定期的なバックアップが必要。
結論
エクセル・スプレットシートを使った家計管理は、自分のニーズに合わせて自由にカスタマイズできる反面、手間や学習コストがかかる点がデメリットです。データの管理や分析が得意な方には向いているかもしれませんが、手軽さを求める場合は専用の家計管理アプリの利用も検討すると良いでしょう。
家計簿アプリのメリット・デメリット
家計簿アプリメリット
- 自動化
- 銀行口座やクレジットカードと連携することで、収入や支出が自動で取り込まれるため、手動入力の手間が省けます。
- 手軽さ
- スマートフォンでいつでもどこでも簡単に入力や確認ができるため、日常の隙間時間に利用できる。
- 分析と可視化
- グラフやチャートで収入や支出の傾向を視覚的に確認できる機能が備わっており、簡単に分析ができます。
- 予算設定と通知機能
- カテゴリごとに予算を設定し、予算を超えると通知が届く機能があるため、無駄遣いを防ぎやすい。
- バックアップと同期
- クラウドサービスを利用することでデータが自動的にバックアップされ、複数のデバイス間で同期が可能。
家計簿アプリのデメリット
- プライバシー
- 銀行口座やクレジットカードの情報をアプリに連携するため、プライバシーやセキュリティに対する懸念がある。
- コスト
- 一部の高機能な家計簿アプリは有料であり、月額料金や年額料金が発生することがあります。
- カスタマイズの制限
- アプリによっては、ユーザーが自由にカスタマイズできる範囲が限られていることがあります。自分のニーズに完全に合った形に設定できない場合がある。
- 依存度
- アプリに依存しすぎると、アプリのサービスが終了したり、仕様変更があった場合に影響を受けやすい。
- 学習曲線
- 特定のアプリの使い方や機能を覚える必要があり、最初は操作に慣れるまで時間がかかることがあります。
結論
家計簿アプリを使った家計管理は、手軽さと自動化による利便性が大きなメリットですが、プライバシーの問題やカスタマイズの制限などのデメリットもあります。アプリの選択は、自分のライフスタイルやニーズに合ったものを選ぶことが重要です。
ノート・エクセル・家計簿アプリの比較
家計簿アプリ | エクセル・スプレットシート | ノート | |
---|---|---|---|
自動化 | ◎ 口座連携でほぼ自動 | △ 手入力が必要 | △ 手書きでの記入 |
手軽さ | ◎ スマホ1台で管理できる | 〇 関数の活用で計算を省ける | △ 計算が必要 |
コスト | △ 500円/月かかる | ◎ スプレットシートなら無料 | 〇 書籍代が必要 |
プライバシー | △ 情報漏洩リスク有 | 〇 パソコン内で完結できる | ◎ 漏洩リスクはなし |
カスタマイズ性 | 〇 ある程度は可能 | △ グラフ等を作るには知識が必要 | ◎ 全て自由 |
この比較表からもご覧いただけるように家計簿アプリが手間が少なく家計管理を行うことができます。
忙しい毎日の中でタスクが1つ増えるのは大変です。
なるべく手間が増えない選択をしてみてはいかがでしょうか。
おススメの家計簿アプリは?
オススメの家計簿アプリは「マネーフォワードme」です。
家計簿アプリも多くありますがマネーフォワードmeをオススメする理由はこれです。
- 資産推移、毎月の家計簿がグラフでわかりやすい
- 更新もタップ1回で全ての口座を更新できて楽
- スマホのウィジェットや押し込みですぐに支払いを記録できる
毎日持ち歩いているもので記録できる手軽さとアプリだからこそできるグラフなど魅力がいっぱいです。
【STEP2】 家計簿アプリのダウンロード・設定をしよう
ここからは家計簿アプリを活用して家計管理をしていく方法をご紹介していきます。
家計簿アプリのダウンロード
アップルストアからマネフォワードmeをダウンロードしましょう。
ホーム画面からアプリのダウンロードまではこちらの画像を横スクロールでご覧ください。
クレジットカード・銀行口座の整理
「いざ、クレジットカードの連携!」
といきたいところですが、まずは手持ちのクレジットカードや銀行口座の整理をしていきましょう。
家計簿アプリではクレジットカードや銀行口座の情報を連携することで自動で入出金の記録をしてくれます。
マネーフォワードmeでは登録可能なサービスが約2400あるので多くのクレジットカードや銀行口座は連携することができます。
ですが、一つ一つ連携していく作業が必要になりますのでたくさんあると大変です。
このような用途で作ったものありませんか?
- 特定のお店でポイントがつくクレジットカード
- 就職前に作った地元の銀行口座で今は全く使っていないもの
これを機に自分が持っているカードと銀行口座を整理しましょう。
私が使っていていオススメできるクレジットカード・銀行口座はこちらの記事で紹介していますのでご覧ください。
クレジットカード・銀行口座の連携
それぞれの整理が終わればここからはマネフォワードmeへ各サービスを連携していきます。
ここまできたら家計簿作成の自動化まであと少しです。
各サービスの連携方法はこちらをご覧ください。
【STEP4】 支払いをキャッシュレスにして支出を把握しよう
マネーフォワードmeを活用していくには支払いをキャッシュレスにすると入力の手間・漏れがなく便利です。
もちろん現金での支払いも記録することはできますがひと手間かかります。
クレジットカード
キャッシュレスといえばこれですよね。
スマートフォンがあれば物理的なカードを持ち歩かずクレジットカードで支払いすることもできます。
最近はタッチレス決済も普及してきてより使い勝手がよくなりました。
PayPay
クレジットカードよりも使えるお店が多いと感じるPayPay
残念ながらマネーフォワードme公式にはPayPayと連携できません。
ですが、PayPayカードを発行してPayPayでクレジット払いを選択して支払いをすると、自動でマネーフォワードmeへ反映させることができます。
詳しい方法についてはこちらをご覧ください。
また、PayPayのバーコードを最速で立ち上げる方法もこちらの記事で紹介しています。
電子マネー(Suica,ID,QUICKpay)
電車に乗る機会が多い方はモバイルSuicaは必須です。
改札にかざすだけでいいので便利です。
定期券の購入もアプリからできるので窓口で並ぶ必要もありません。
公共料金もキャッシュレスにできる
水道代やガス代
自分の住むところはコンビニでしか払えない
そんなことないです!
公共料金もキャッシュレスで支払うことができます。
こちらの記事をご覧ください
【STEP5】 支出の見直しをしよう
マネーフォワードmeを使ってキャッシュレス決済をしていくと1か月でどれだか使っていたのか丸わかりになります。
使った金額の振分け(食費か日用品費か等)は最初は手間ですが、一度やってしまえば後から同じような買い物は自動で費目を選択してくれます。
支出の見直しは固定費・変動費この2つに分けて行います。
固定費
固定費にはこれらのものがあげられます。
- 住宅ローン、家賃
- 通信費
- 水道光熱費
- サブスクリプション
- 保険料
固定費は一度見直しを行うとその効果がずっと続くので最初に行うべきことです。
変動費
変動費にはこれらの項目があげられます。
- 食費
- 日用品費
- 洋服費
- 雑費
食料品などは値上げラッシュで中々抑えるのが難しいですが、SNSやふるさと納税などを上手に活用して見直しを進めていきましょう。
【STEP6】お金に働いてもらって資産を増やそう
これまで家計簿をつけて見直しをしてきました。
もちろんそのまま浮いたお金を貯金していくのも選択肢ですが、お金自身に働いてもらってお金を増やしていく選択もあります。
”お金に働いてもらう”
この言葉に出会った時は「こんな考えがあったのか!」
と感じました。
その時の私は仕事にも嫌気がさして何か違う方法でお金を増やす方法がないかと彷徨っていた時に横山光昭さんの著書「はじめての人のための3000円投資生活」を読んでこの言葉を知りました。
そこからウェルスナビで月々1万円ずつ投資を始めました。
ウェルスナビは全自動で「長期・積み立て・分散」投資を行ってくれるサービスです。
ですが、今は「NISA」という神制度があるので資産を増やしたい!
という人には絶対お得になる制度があります。
NISAって結局なに?
NISA(ニーサ、少額投資非課税制度)は、日本の個人投資家向けの税制優遇制度です。NISA口座を通じて投資することで、一定の投資枠内で得られた利益が非課税となります。以下にNISA制度についてわかりやすく解説します。
基本的な仕組み
• NISA口座を通じて株式や投資信託などに投資すると、その投資から得られる配当金や売却益が非課税になります。
• 通常、投資の利益には約20%の税金がかかりますが、NISA口座を利用することでこの税金が免除されます。
投資を始めるうえでの疑問
「投資ってなにか怖い」
「いろいろ手続きがめんどくさそう」
こんな疑問沸いてきますよね。
そんな疑問をまとめてみました。
- 投資にはリスクはないの
-
投資にはお金が減ってしまうリスクはあるからあくまでも自己責任で始めてください。
ですが、過去の実績だと15年以上の長期運用をするとリスクはかなりの確率で下がることが分かっています。
- 投資をするにはなにが必要
-
「証券口座」を開設する必要があるよ。
銀行口座:現金の管理するところ
証券口座:株式などを管理するところ
ざっくりだけどこんな感じの認識でいいよ
証券口座はネットだけで開設できるので窓口に行く必要もなし!
- おススメの証券口座はある?
-
始めて証券口座を開くなら「楽天証券」がおススメ!
画面が見やすくて初心者の人でもわかりやすい!
- 確定申告などの面倒な手続きが増えない?
-
「特定口座」を使って取引をしていけば税金などの手続きは全て証券口座がやってくれます。
投資を始める入り口としてまずは証券口座の開設が必要となります。
開設するだけでは入金の必要や費用が発生する事はありません。
証券口座の開設方法
投資を始めるには証券口座が絶対必要となります。
開設自体は無料で作ることができるので作っておいて損はありません。
口座開設にはマイナンバーが必要となります。
マイナンバーカードがあると作る手間へ減らすことができます。
まだ持っていない方は、これを機にマイナンバーカードも合わせて作ることをおススメします。
コメント